No.27 泣ける映画
ストレス解消法の一つとして、「思いっきり泣く」というのがある(らしい)。GWの後、ストレスが溜まってきたと感じたので、早めの予防策として、泣ける映画を見ることにしました。
この1ヶ月の間に見た、泣ける(と評判の)映画は以下の3本。見た順です。
①湯を沸かすほどの熱い愛(ネット情報からピックアップ)
②明日の記憶(ストレス解消法の本の中で紹介されていた)
③フラガール(これも②と同じ本の中で紹介されていた)
どれも面白く見ました。どれくらい泣けたかはここに書くことをやめますが、これまで全くノーマークだった3本の映画を見れたことは良かったですね。フラガール以外は、存在自体、知らない映画でしたが、まだまだ埋もれた(自分の知らない)名作がいっぱいあるんだろうなと思いました。
それぞれのもう少し詳しい感想。点数は10点満点。
①7点。よくある話と思いきや、少し捻りのあるSTORY。宮沢りえと娘役の演技が秀逸。オダギリジョーの微妙な演技も悪くない。松坂桃李も爽やかでいい。
②6点。とにかく暗い話。自分が同じ境遇になったらどうなるか、考えさせられた。しかし、よくこの話を映画にしたなと。映画館に足を運んでこれを見た人がどれくらいいたのか、ちょっと興味あります。
③8点。実話を元にした話とのことですが、映画の王道を行く内容です。ありがちなSTORYなだけに、この映画の良し悪しは役者に掛かっていると言えますが、主演の松雪泰子、準主役の蒼井優、脇を固めるしずちゃん、豊悦、みんな上手いです。また、南海キャンディーズや蒼井優が世に出て10年以上経っていることにビックリ。時が経つのは早い。。。
しかし、私にとっての日本映画&泣ける映画のNo.1は何と言っても「砂の器」です。ネットでは泣ける映画としてはほとんど紹介されていませんが(一つだけこの映画をNo.1にしていたブログを見つけましたが)、これは本当にいい映画です。原作は松本清張で、何度もテレビドラマ化されていますが、野村芳太郎監督のこの映画版を見てしまうと他はもう見る気になりません。原作(本)はミステリー色が強く、変なトリックも出てきて、映画のような感動的な感じではないので、映画版の脚本のバランスの良さをあらためて思います。最後のコンサート場面の高揚感は、まるでボヘミアンラプソディのよう。 日本の美しい風景撮影は素晴らしく、丹波哲郎と森田健作(千葉県知事!)の演技も好印象です。この映画は私が子供の頃、父から教えて貰ったことを覚えています。当時も感動した記憶があるのですが、本当にこの映画の良さが分かったのは自分に子供ができた後なのかもしれません。Blu-rayも持っている日本映画は「砂の器」だけです。
おしまい