No.29 これはめっちゃ面白い！「1Q84」の第1巻を読了！
先週、村上春樹の「世界の終わりと．．. 」を相当苦労して読み終えた事を書きました。そのブログで、次は「1Q84」に挑戦すると書きましたが、早速、読み始めました。さて、どんなもんか。 こ、これは。。。めっちゃめちゃ面白いです！ 約1週間で第1巻を読了しました。村上春樹の印象が180度変わりました。早く、続きが読みたい！
「1Q84」は東野圭吾の本なみに読みやすいです。分かり易いSTORYがあります（少なくとも第1巻まではあります）。読み始める前にネットで、ネタバレ無しの書評を色々見ていたのですが、あの「朝まで生テレビ」の田原総一郎の書いた書評を見て、これは面白いかも？と少し期待がでてきました（実は、この書評はとんでもないネタバレを書いてしまっていますが、まあ、許しましょう）。
この本は、第1巻を読む限り、オウム真理教の事件を題材に書かれているようです。題材も私好みですが、登場人物が皆、魅力的。青豆と言う女性の主人公が特にかっこいいです（11章なんて最高に面白い）。謎解きものとして、また、恋愛ものとして、いずれも先に期待が持てる内容。とにかく、面白い。村上春樹の文章に慣れてきたことも多少はあるのでしょうが、多分、この本は誰が読んでも面白いんだと思います。
今週は家に帰っていたのですが、「1Q84」の第1巻があまりに面白かったので、読了途中ですが（第2巻が手元にないので、どっちみち読めなかった）、昔買って、まだ読んでいなかった「回転木馬のデッド・ヒート」を読むことにしました。短編集で薄い本ですが、あっと言う間に読了。これも面白かった。この短編集は「世界の終わり．．．」と同時期の作品で、30歳頃に書いたものと思いますが、自分が30歳の頃に読んだら、多分、面白くなかったと思います。結末がない話ばかりなので、モヤモヤ感が残りますが、50歳を超えた今、読むとなんとも言えない味わいがあります。
脱線しましたが、先週とは打って変わって、村上春樹にはまりそうです。一杯、本があるから楽しみが増えて良かった！ まずは、「1Q84」全3巻の読了を目指します。
おしまい
