No.32 歩道橋の上(佐賀に初めて来てから20年)
家の近くでいい場所を見つけた。国道にかかる歩道橋の上。最近、夕食を採った後に、よく出没します。暑い夏でも夜の歩道橋の上は心地よい風が吹いて気持ちいい。
程よく酔っ払いているので、更に気分がいいです。この歩道橋の上で、ふと思い出しました。佐賀に初めて来たのは1999年の8月(7月?)だったなと。20周年! 佐賀に2003年の4月まで住んで、その後、千葉、台湾、神奈川と移り住んで、何かの縁で再び佐賀に戻ってきたのが昨年の10月(2018年)。20年前は独身で、ある意味、初めての一人暮らしで(会社に入る前はずーっと実家、会社では寮住まい)、すごい開放感があったのを覚えています。誰も自分を知っている人はいない、人が少ない、日本の端まで来た(長崎の生月に行った時の感想)、等。
佐賀(佐賀市)は高い建物が無く、車社会のためどのお店も駐車場が異様に大きく、空が広くて開放感があります。天気がいい日も多い。坂道も無く、公園も近い。食べ物も美味しくリーズナブル。県庁所在地のため社会インフラが一通り揃っており、人口が少ないので行政との距離も近い。また、寂しくなったら博多に行ける(特急なら40分、バスもある)等、実は日本有数の住みやすい街。若い人は退屈かもしれないが、子供のいる家族、お年寄り、が住むにはこんないい街は無いと思います。
先週、小旅行をしたのでこの3連休は遠出せず、近場で過ごす予定。明日は娘が初めて一人で 飛行機に乗って、佐賀空港にやってきます。楽しみです。
文字ばかりになったので今日(2019年8月11日)の写真を。今日は朝、散歩。昼、恵比須様巡り+日帰り温泉、いつもの佐賀市立図書館、の一日でした。
最後に、最近読んだ本、見た映画の感想を。
本「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅(村上春樹)」
私の出身地の名古屋が舞台(正確には東京が舞台ですが。。。)で、ちょっと嬉しい。ネタバレになるのでここでは何も書きませんが、解釈次第で評価が変わる本かなと。読了後、モヤモヤしたので、ネットでこの本の解釈を調べて、ようやく腑に落ちました(本来、それでは駄目なんでしょうけど)。この本も読みやすいです。村上春樹の本は1度読んだだけでは評価が難しいけど、「1Q84」のような満足感は無かったかな。
映画「この世界の片隅に」
評価の高いアニメ映画。気にはなっていましたが戦争映画(?)ということで、ある程度、STORYが予測できる気がして、なかなか見る機会がありませんでした。実際、STORYはあるようでないような感じ。悲しく悲惨な内容ですが、戦時中の日常生活が淡々と描かれ、声高に反戦を主張するようなことが無い分、しみじみと心に訴えかけてきます。見終わった後は何とも言えない静かな感動に包まれます。日本人なら一度は見て貰いたい映画。今の生活がどんなに恵まれているか、また、本当に恵まれているのか?を考えさせられました。クラウドファンディングでこのこの映画が世に出た事にも感動します。
おしまい